相乗りタクシーの使い方やメリット・デメリット!ライドシェアよりも普及する?

ビジネス

2018年1月22日(月) 9:00から3月11日(日) 24:00までの間、国土交通省が大和自動車交通グループ・日本交通グループと共同で「相乗りタクシー」の実証実験が行われます。

(悪天候の影響で開始日が1/23日以降に変更になりました。)

「相乗りタクシー」とは、目的地が同方向の客同士をスマートフォンアプリでマッチングさせることで、通常の乗車料金の6~8割で利用できるサービスです。

今回はサービスの特徴とメリット・デメリットになりうる事項を簡単にまとめてみました。

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対象地域と配車台数は?

実証実験の対象地域は、東京23区・武蔵野市・三鷹市となっており、配車台数は大和自動車交通が649両、日本交通が300両を予定しています。

 

利用・支払い方法

相乗りは、スマートフォンアプリを利用することになり手順としては、下記のようになります。

  1. 乗車位置・出発時刻・行先を設定。
  2. 同乗希望者は相乗りに応募。
  3. 相乗り成立後、利用者(募集者・同乗者)は出発地点から乗車。

また、料金はクレジットカードの事前登録による支払いのみとなります。

尚、大和自動車交通と日本交通で利用するアプリは違います。

 

大和自動車交通

大和自動車交通は、Android・iOSに対応しています。アプリのイメージは下記のようになります。

 

日本交通

日本交通の配車アプリはiOS限定です。また、全国タクシーで使える1,000円クーポンのプレゼントキャンペーンをApp Storeにて実施しています。詳細はコチラ

 

メリット

メリットは下記2点が挙げられます。

  • 通常の乗車料金より安い
  • ナイトタイムエコノミーに貢献

 

通常の乗車料金より安い

一番のメリットは、通常の乗車料金より6割~8割ほど安くなることです。料金の計算方法は、走行距離をそれぞれの乗車地・降車地間の距離に応じて按分するようになっており、通常のメーターより確実に安くなるとのこと。

特に、終電を過ぎると基本的にタクシーでしか帰れなくため、他人との相乗りが苦痛ではない方にとっては大きな魅力になると思います。

 

ナイトタイムエコノミーに貢献?

現在の日本は、2020年の東京オリンピックに向けて、外国人観光客にいかに楽しんでもらうか。というよりは「お金を使ってもらうか」ということが大きな課題となっています。

ですが、先進国の中でも「キャッシュレス化が遅れている点」や「夜間の娯楽の不足」「終電の時間が早いこと」は、外国人観光客にとって不満の要因となっています。

その不満解消のために、夜間に開催されるショーや早朝まで営業するバー・レストラン等を増やそうという動きが「ナイトタイムエコノミー」です。

「ナイトタイムエコノミー」は将来的には4,000億円を超える市場と言われており、活性化の為にシンポジウムも開かれています。

そして、今回紹介する「相乗りタクシー」は、終電を過ぎても安く帰れるというメリットがあるため、不満解消に大きく貢献できるサービスだと思います。

 

デメリット

デメリットは下記4点が挙げられます。

  • 相乗りする人の条件を選べない
  • 目的地・ルートの変更ができない
  • 乗車までに時間がかかる
  • 自宅が同乗者に知られる可能性

 

相乗りする人の条件を選べない

2018年1月時点では、相乗りする人の性別や年齢が選べません。

これは、女性にとって深刻な問題です。タクシーの運転手がいるとはいえ、狭い車内で知らない男性と同乗することに抵抗を覚える方は多いと思います。

ましてや、「相乗りタクシー」のメインは終電後。当然ながらお酒が入っている方も多いと思うので、酔っぱらいの相手をせざるを得ない状況に追い込まれる可能性もあります。また、アルコールを含んだ男性の体臭等も女性にとっては気になるところでしょう。

普段は人に気を遣っている方も、お酒が入れば疎かになることもあります。相乗り前には最低限のマナーが必要といえます。

 

目的地・ルートの変更ができない

当然のことながら、乗車前に料金が確定し、相手と按分しているわけですから目的地やルートの変更はできません。勿論、飲み会帰りにルートを変更することは少ないとは思いますが、酔っぱらって目的地の誤入力には注意したいところです。(笑)

 

乗車までに時間がかかる

1人で乗るときや知人と同乗する際は、タクシーさえ見つければすぐに乗車できますが、「相乗り」の場合は相手とのマッチングが必要になります。

相手が見つからなければ利用はできませんので、状況にもよりますが普通の乗車に比べると待ち時間は長くなるでしょう。

また、相乗りする方が乗車場所にいない場合はどうなるのでしょうか?

料金に関しては、クレジットカードにて先払いしている為、相手がいなくても問題はないと思いますが、待機時間は発生してしまいます。さすがにバスのように「乗車位置にいなければ出発」というのは無理があると思うので、大まかでなく明確な待機時間は決めてほしいですね。

■1/22追記

日本交通はタクシー到着から5分経過後に電話連絡。それから更に5分経過後、理由なく乗車されない場合は、キャンセル扱いとなりキャンセル料として全額を支払う必要があります。大和自動車交通は不明です。

 

同乗者に自宅を知られる可能性

相乗りする方に知られる情報は、ニックネームとプロフィール写真のみなので個人情報が知られる心配はありません。

しかしながら、降車地を自宅の目の前に指定してしまうと自宅が知られてしまいかねませんので、降車地は自宅周辺に設定したほうがいいかもしれません。

 

まとめ

以上、「相乗りタクシー」についてまとめてみました。

相乗りといえば、日本にも上陸したライドシェアというサービスがあります。ライドシェアとは、インターネット上で同乗者を募集し、目的地まで相乗りすることで交通費を安くできるサービスです。

タクシーが普通自動車の二種免許や定期点検が必要という法律があるのに対して、ライドシェアは不要?(法律上はグレーゾーン)です。そのこともあり、健全に運営しているタクシー業界からは非難が殺到しました。また、全く知らない人と同じ車内にいることに抵抗を感じる人も多い影響か、日本ではあまり普及していません。

それに比べると「相乗りタクシー」は乗務員がいることだけでなく、プロの運転手というライドシェアとは比べ物にならない安心感があるので普及する可能性は高いと思います。

ですが、デメリットでも上述したように同乗者の条件を選択できないことに加え、アルコールを摂取した方と同乗する確率が高くなることは難点です。

「相乗りタクシー」を利用するのであれば、同乗者に迷惑にならない程度の飲酒量にするよう事前に決めておく等、最低限の気配りが必要になると思います。

 

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