鹿島神宮が三越・伊勢丹エムアイカードと提携して「鹿島神宮カード」を発行しています。
今回紹介する鹿島神宮カードは年会費やカード利用ポイントが鹿島神宮へ自動的に寄付され、その対価として返礼品(記念品)が送られてくる特殊なカードです。
又、カード発送前のお祓いや券面に鹿島神宮のロゴと御朱印の一部がデザインされているので、お守り代わりにもなるかもしれませんね。
今回はそんな、鹿島神宮のご利益からカードのメリット・デメリットについてまとめてみました。
鹿島神宮のご利益
鹿島神宮は全国600社ある鹿嶋神社の総本社で関東最古の神社です。
祭神は武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)で、武の神として皇室や藤原氏の崇敬を受け、武士達から厚い信仰を得ていました。その為、勝負運・統率力・決断力・行動力・厄除け等に効果があり、初詣には約70万人の参拝客が訪れる程の人気ぶり。
人生の転換期には必ず訪れたい場所の一つです。
又、鹿嶋市は東日本大震災時に震度6弱の被害を受けるも、鹿島神宮がエネルギーを放出し被害を最小限に抑えたという一説もあります。それでも一部(日本一の石の大鳥居「二の鳥居」等)は震災で壊れてしまいましたが2014年、12年に1度の式年大祭「御船祭」で復活を遂げました。
今回、紹介する鹿島神宮カードは年会費やカード利用で貯まるポイントが鹿島神宮の財源や御船祭斉行の為に寄付されるという特殊なカードです。
大きなエネルギーを放出するパワースポットの「鹿島神宮」。カードの利用で更に大きなご利益が受けられるかもしれません。
カード種類と年会費・ポイント還元率
国際ブランドはVISAのみです。
カード種別 | 年会費 | ポイント還元率 |
---|---|---|
一般カード (家族カード) | 5,000円+税 | 0.5% (200円につき1pt) |
ゴールドカード (家族カード) | 10,000円+税 | 1% (100円につき1pt) |
ETCカード | 永年無料 | 一般カード・ゴールドカードの還元率適用 |
※ETCカード単体での所有はできません。 |
券面デザイン
ゴールドカードはスタンダードデザインのみで鹿島神宮のロゴと御朱印がデザインされています。
鹿島神宮の御朱印帳は「カッコイイ」と評判で発売当日には午前0時から行列が出来る程の人気ぶり。一部ですが御朱印がデザインされている為、お守り代わりになるかもしれませんね。
一般カードはスタンダードの他に相川七瀬さんデザインのカードがあります。
締め日と支払日
エムアイカードと提携しているカードなので締め日と支払い日(5日締めの当月26日又は、27日払い)はエムアイカードと同じです。
詳細は下記参考記事をご確認ください。
■参考記事

メリット
鹿島神宮カードのメリットや特典についてまとめていきます。まずは、一般カード・ゴールドカード共通のメリットから。
発送前にカードのお祓い
クレジットカードの発送前に鹿島神宮にてお祓いをしてくれます。
上述したように鹿島神宮は強力なパワースポットとしても有名です。神社にある御守りも効果的だとは思いますが、届くクレジットカードにも同じ位の効力があるかもしれません。
カードにお祓いをしてもらえる事なんてないですし、個人的にはとても心強いと思います。もしかすると、不正利用や紛失等からも守ってくれるかもしれませんね。
自動的に返礼品が届く
鹿島神宮カードは入会翌年度以降に毎年、返礼品が届けられます。タイミングとしては恐らく、入会月以降になるとの事。
又、カード利用で貯まったポイントは5,000ポイントに達すると自動的に寄付されお礼に返礼品が送られてくる仕組みです。よって、ポイント交換の手続きは不要ですが気になるのは、返礼品の内容ですね。
どのようなお品物が送られてくるのかは問い合わせしたところ、発送時にしか分からないとの事でした。ただ、限定の記念品という事で楽しみではありますね。
尚、万が一返礼品を転売・換金した場合には強制解約になる場合があります。まぁ神社からのお届け物なので「祟り」とかを考えると強制解約より怖いかもしれませんね・・・
神職によるご案内と宝物館の入場無料
鹿島神宮カードを提示すると神職が鹿島神宮内を案内をしてくれます。
自分たちだけで周るよりは詳しい方に色々な話を聞きながらの方が、充実した時間を過ごせるように思います。尚、正月期間・祭典・繁忙期はこのサービスを受けられない場合があります。
又、通常300円(中学生以下100円)かかる宝物館への入場料も無料になります。
宝物館には国宝の「韴霊剣(ふつのみたまのつるぎ)」や重要文化財「梅竹蒔絵鞍(うめたけまきえくら)」、鎧、兜等も展示されているので一度は訪れてみたいですね。
しかし個人的には、神職による案内や宝物館の無料は大変ありがたい事ではありますが、一度きりで充分な気がします。
ポイントワールドや優待加盟店でお得
通常のカード利用で獲得できるポイントに加えてポイントワールドというWebサイトを経由するとボーナスポイントが加算されます。楽天市場・LOHACO・ユニクロ等も対象となっており店舗によっては最大で30倍のポイントを獲得できます。
又、全国各地の多種多様な店舗で割引や限定メニューの提供・ドリンクサービスが受けられる特典もあります。
更には、全国の上質なホテルや旅館、厳選レストランをお得に利用できるエムアイカード会員限定の「一休.com」では通常の5倍のポイントを獲得できる為、お得感は満載です。
ゴールドカードだけのメリット
ここからはゴールドカードだけに付与されるメリットや特典をご紹介していきたいと思います。
会員制レストラン予約サービス年会費永年無料
年会費6,000円(税抜)の有料会員レストラン「LUXA RESERVE」を無料で利用できます。ゴールドカードの年会費を考えるとこのサービスだけでも半分を取り戻す事ができますね。
舌の肥えた美食家の方も満足できる上質な星付きレストランが用意されており、24時間予約や変更も可能です。又、当日限定のお得な贅沢プランも用意されているのでお得感は満載です。
「一休.com」のプラチナ会員サービス
通常カードのポイント5倍還元だけでなく、ゴールドカード所持者は更なる特典が付与されます。
それは、プラチナ会員のサービスを利用できる事です。下記がプラチナ会員の特典です。
- レストラン、ホテル予約で還元率が更にUP
- プライベートセールの特典を受けられる
一休.comでプラチナ会員になる為には直近6カ月で10万円以上の利用が必要になります。それがゴールドカードの場合は条件なしで適用になる為、かなりお得な利用ができるようになります。
空港ラウンジサービス
国内の主要空港やハワイのホノルル空港、韓国仁川国際空港のラウンジが無料で利用できます。ソフトドリンクや雑誌・新聞。ラウンジによってはアルコールも提供されている為、旅行前に優雅なひと時を過ごす事が出来ますね。
空港 | ラウンジ |
---|---|
新千歳空港 | スーパーラウンジ |
函館空港 | ビジネスラウンジ A Spring |
仙台空港 | ビジネスラウンジEAST SIDE |
新潟空港 | エアリウムラウンジ |
成田国際空港 | IASS EXECUTIVE LOUNGE1/2 |
羽田空港 | 第1旅客ターミナル エアポートラウンジ(中央)/(南・北) |
第2旅客ターミナル エアポートラウンジ(2階)/(3階)/(4階) | |
国際旅客ターミナル TIAT LOUNGE/TIAT LOUNGE ANNEX | |
中部国際空港 | 第2プレミアムラウンジセントレア |
伊丹空港 | ラウンジオーサカ |
関西国際空港 | カードメンバーズラウンジ 「六甲」/「金剛」/「アネックス六甲」 |
カードメンバーズラウンジ 「比叡」 | |
高松空港 | ラウンジ讃岐 |
広島空港 | ビジネスラウンジ もみじ |
松山空港 | ビジネスラウンジ/スカイラウンジ |
福岡空港 | くつろぎのラウンジTIME、ラウンジTIMEインターナショナル |
那覇空港 | ラウンジ華~hana~ |
ハワイ・ホノルル国際空港 | IASS HAWAII LOUNGE |
仁川国際空港 | MATINA |
傷害保険
ゴールドカードは国内・海外共に傷害保険が付帯されています。条件付帯の部分もありますので旅行前には一度、補償内容を確認するようにしましょう。ちなみに海外旅行傷害保険は1億円までとゴールドカードの中では突出した補償限度額です。
この補償内容だけでもゴールドカードの大きなメリットになりますね。
国内旅行傷害保険
補償内容 | 金額 |
---|---|
傷害死亡・後遺症害 | 合計:5,000万円 自動付帯:1,000万円 条件付帯:4,000万円 |
入院保険金日額 | 5,000円 |
通院保険金日額 | 3,000円 |
手術保険金 | 5万・10万・20万円 |
海外旅行傷害保険
補償内容 | 金額 |
---|---|
傷害死亡・後遺症害 | 合計:1億円 自動付帯:5,000万円 条件付帯:5,000万円 |
傷害治療費用 | 300万円 |
疾病治療費用 | 300万円 |
賠償責任 (1事故の限度額) | 5,000万円 |
携行品 (自己負担額3千円) | 100万円 |
救援者費用 | 400万円 |
ショッピング保険
最大300万円までのショッピング保険が付帯されます。
自己負担額は1件につき3,000円となりますが、三越・伊勢丹グループ百貨店での購入商品は180日。その他の店舗で購入した場合も90日まで補償対象となるので安心したカード利用が可能になりますね。
デメリット
やはり一番デメリットと感じるのはポイントが自動寄付になる為、返礼品の受け取りのみで交換が出来ない点でしょう。
しかしながら、加入したいという方は鹿島神宮への寄付を前提としているわけですし、カード所持自体ご利益に感じる部分が大きいのではないでしょうか。
持っているだけでお守り代わりになるカード。それが鹿島神宮カードだと思います。
◆公式HP⇒鹿島神宮カード
コメント