B/43という家計簿とVISAプリペイドカードの機能を持ち合わせたキャッシュレス決済アプリがあります。プリペイドカードなのでチャージが必要にはなりますが「あとばらいチャージ」であれば、クレジットカードや現金、口座からの振込も不要です。
クレジットカードを作れない人でも、後払いでチャージできる可能性があります。
しかしながら「あとばらいチャージ」には審査や上限金額が決められており、更には手数料や清算が遅れれば延滞料金がかかるというデメリットもあります。
では、具体的にはどのような入金方法なのか？
チャージや清算方法を含め、この記事では徹底解説します。
あとばらいチャージの審査は厳しい？
ブラックは不可？CIC等の信用情報機関をミライバライは確認するのか？
「あと払いチャージ」は、株式会社AGペイメントが提供する「ミライバライ」がB/43のプラットフォームを通じて提供している後払い決済サービスで、申請するたびに審査が行われます。
ミライバライは、信用情報機関に加盟はしていますが、実際に「あと払いチャージ」をした後に、信用情報機関であるCICを確認したところ、参照した履歴は残っていませんでした。だからと言って、皆が皆、審査に通過するわけではありません。
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実際の口コミ
基本的に1回目の審査に通過し、清算期限内に返済をすれば審査に落ちることはありませんし、上限額も上がっていきます。ただ、延滞や現金化等、B/43の意にそぐわない行為をした場合には、「あとばらいチャージ」ができない場合もあるようです。
実際の口コミを見てみると、審査落ちした方もいらっしゃいます。
審査の結果、後払い不可ってなりやがる。使えないな。
「限度額上がった」という通知が来たから再度チャージしようとしたら、審査の結果後払い不可。意味がわからない。
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あとばらいチャージの初回上限金額や申請方法は？
申請できる金額は「入金・出金」画面で「あとばらいチャージ」を選択すると表示され、初回は3,000円～5,000円までチャージ可能です。
「あとばらいチャージ」の手順は、、、
- 申請金額を入力し「金額を決定」をタップ
- 利用規約を確認し「同意して次へ」をタップ
- 入金額と手数料・支払期限を確認し「入金を申し込む」をタップ
- カードの暗証番号を入力
- 入金成功のメッセージを確認
- 「支払い期限をカレンダーに追加」をタップしカレンダーに反映
（カレンダーに連携しない場合は不要） - 翌月末までに清算
限度額はいくらまで？2回目以降は増額される？
私の場合、初回・2回目までは上限金額は増えませんでしたが、申請・返済を繰り返すことで申請できる金額が下記のように上がっています。
最終的には、上限5万円までならチャージできるようになります。
| 日付 | 限度額 | 手数料 |
|---|---|---|
| 2022年2月 | 5,000円 | 500円 |
| 2022年3月 | 5,000円 | 500円 |
| 2022年9月 | 10,000円 | 500円 |
| 2022年10月 | 13,000円 | 800円 |
| ※私の「あと払いチャージ」の限度額です。利用者によって、変更になるタイミングは異なります。 | ||
ただ、月末に合計支払金額が確定すると、清算するまで「あとばらいチャージ」の申込はできなくなるので注意が必要です。
例えば、上限金額が5万円として、下記のようにチャージすると、、、
| チャージ金額 | チャージできる残額 | |
| 1月1日 | 3,000円 | 47,000円 |
| 1月15日 | 30,000円 | 17,000円 |
| 1月20日 | 15,000円 | 2,000円 |
あとばらいチャージの最小金額は3,000円なので、1月20日以降はチャージできません。
また、下記のようにチャージし2月になると、、、
| チャージ金額 | チャージできる残額 | |
| 1月1日 | 3,000円 | 47,000円 |
| 1月15日 | 30,000円 | 17,000円 |
チャージできる金額が17,000円残っていても、一度清算をしなければチャージができなくなるので注意が必要です。
清算方法は？
「あとばらいチャージ」の清算は、申請した翌月末までに、申請金額と手数料の合計金額をコンビニで支払う必要があります。
支払方法と清算するコンビニを選択すれば、下記のように、支払いの流れが表示されます。
ファミリーマート
ローソン
ミニストップ
セイコーマート
期限内に清算しなければ延滞料金が発生
ただ、支払期限を過ぎてしまうと、年率で14.6%、1日あたり0.04%の延滞料金がかかります。
10,000円入金した場合は、1日遅延するごとに4円の延滞料金が発生します。
よって、もし、FamiPay後払いの審査に通過していて、尚且つ、限度額が清算金額を超えていれば、FamiPayでの清算も検討してみましょう。FamiPay後払いなら手数料も不要で、FamiPayボーナスも10円分ゲットできるので、現金での支払いをできる限り先延ばしにしたい方にとってメリットは大きいです。
借金を借金で返す方法にはなりますが、延滞料金はかかりませんし、B/43内での信用情報にも傷はつかないので、その場しのぎにはなります。
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手数料をバンドルカードのポチっとチャージと比較
B/43の「あとばらいチャージ」は、バンドルカードの「ポチっとチャージ」と酷似したサービスですが、下記のように手数料に違いがあります。
| 申請金額 | B43／Kyash | バンドルカード |
|---|---|---|
| 3000円〜10,000円 | 500円 | 510円 |
| 〜20,000円 | 800円 | 815円 |
| 〜30,000円 | 1,150円 | 1,170円 |
| 〜40,000円 | 1,500円 | 1,525円 |
| 〜50,000円 | 1,800円 | 1,830円 |
バンドルカードより手数料は安いですが、実際に年率を計算してみましょう。例えば、3月1日に1万円をチャージをして5月末日に10,500円を返済したとすると、
- 10,000×■%×61日÷365日=500円
- ■=0.299…
- 年率29.9%
という計算になります。
3,000円でも500円の手数料がかかるので、実際は更に高くなりますね・・・元金が低い分、負担が少なく感じますが、計算してみると手数料の高さに驚いてしまう程です。それをしっかりと理解したうえで、「あとばらいチャージ」は利用するようにしましょう。
現金化や複数アカウント・出金は不可
ATM等でチャージした金額は、1回あたり220円の手数料は掛かりますが、出金可能です。ただ「あとばらいチャージ」で入金した残高は出金することはできません。だからか、現金化を目論む方もいらっしゃいます。
B/43は、アマゾンギフト券の購入が可能なので、それを業者に売却すれば現金化は容易ですが、本人確認が厳しいので複数アカウントの利用は難しいです。
ただ、現金化は明確な違法行為ではありませんが、クレジットカード会社等は禁止にしている行為ですし、換金率は95%～80%位と明らかに損をしてしまいます。特に高還元を謳っている業者は、初回こそ90%以上の還元率ですが、2回目以降は大幅に下がってしまいます。
よって、、、
チャージしてからB/43の清算を無視してやろう・・・
と常人の感覚からかなり逸脱している人以外にはメリットが全くありませんし、明確な違法行為ではありませんが、正当な利用方法でないことは火を見るよりも明らかです。確実に損失を被ってしまいますし、最悪、詐欺業者にだまされてしまう可能性も考えられます。
また、現金化や複数アカウントが発覚した場合には、あと払いチャージの審査に通過しないどころか、B/43自体の利用ができなくなってしまうかもしれません。
このような行為の末にサービス提供会社が規約を厳しくし、結果として、普通の利用者が使いづらくなることになりかねないので、そのような行為は絶対にやめましょう。
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