楽天カードの支払いサイクルは、月末締めの翌月27日払いです。
ですが、クレジットカードの支払いって、そんな単純ではありませんよね。以下のようなことでお困りの方もいらっしゃると思います。

- 請求確定日はいつ?
- 27日に引き落としができなかった
- 支払ったのに利用可能額が回復しない
- 振込入金して二重払いになった
楽天カードは2018年に顧客満足度指数調査で10年連続1位。更に、2017年4~9月の取扱高でも三井住友カードや三菱UFJニコスを超えて、もはや「日本一」と言ってもいいかもしれません。
よって、当然27日あたりは、コールセンターもパンク気味で繋がりにくく不安が募るばかりですね。そんな心配ごとをを解消できるよう、この記事では支払いに関して徹底的にまとめました。
締め日・確定日・支払い日
請求スケジュール
楽天カードの請求スケジュールは下記のようになります。
楽天カード請求スケジュール | |
---|---|
締め日 | 末日 |
請求仮確定日 | 12日 |
請求本確定日 (金融機関により異なる) | 15日(20日) |
支払日 | 27日 |
毎月1日~月末利用分が翌月12日に請求金額が仮確定。
その後、15日 or 20日(引き落とし口座に設定している金融機関により異なる)に

○円を引き落としてください。
というデータを送ります。これが本確定日です。そして、本確定した金額は27日(土日祝の場合、翌営業日)に口座から引き落としされます。
尚、仮確定後、下記等の手続きを行わなければ本確定時に請求金額は変わりません。
- リボ(分割)払いへの変更
- 先入金
- 返品等によるキャンセル
国際ブランドで締め日や支払日は違う?
楽天カードは、VISA・MasterCard・JCB・American Expressの4種類がありますが、国際ブランド問わず請求スケジュールは月末締めの翌月27日払いです。また、締め日と支払日の変更をすることはできません。
ちなみに、2019年の締め日と支払日は下記のようになり、引き落とし日が翌営業日にずれ込む月は赤字で記載させて頂きました。
締め日 | 2019年 |
---|---|
12/1~31 | |
1/1~31 | 2/27 |
2/1~28 | 3/27 |
3/1~31 | 4/30 |
4/1~30 | 5/27 |
5/1~31 | 6/27 |
6/1~30 | 7/29 |
7/1~31 | 8/27 |
8/1~31 | 9/27 |
9/1~30 | 10/28 |
10/1~31 | 11/27 |
11/1~30 | 12/27 |
締め日がおかしい?
また、楽天カードの締め日がおかしいと感じる方がいらっしゃるようですが、毎月1日~月末利用分というのは、実際にショッピングを行った日ではなく、利用先の店舗が売り上げとして計上した日を基準に計算を行います。
よって、下記のように5月利用分が7月に請求されるようなケースもあります。
<例>
5月30日:3万円の買い物
6月1日:店舗が売上計上
7月27日:3万円の請求
ボーナス払いの支払い月は?
ボーナス払いの支払い月は、基本的に利用店舗ごとに決められていますが、店舗によっては選択が可能な場合があります。その際は、下記のように支払い月を選ぶことができます。
利用日 | 支払い可能月 |
---|---|
夏(2~6月) | 6月・7月・8月 |
冬(9~11月) | 12月・翌年1月 |
※支払日は27日(土日祝の場合、翌営業日) |
2回払い・分割・リボ払いの支払い月は?
締め日と支払日の考え方は変わりませんが、2回払いを除き分割払いやリボ払いは手数料が掛かります。
支払日 | 2回 | 分割(5回) | リボ |
---|---|---|---|
7/27 | 15,000円 | 6,000円+手数料 | 5,000円+手数料 |
8/27 | 15,000円 | 6,000円+手数料 | 5,000円+手数料 |
9/27 | ー | 6,000円+手数料 (以降も続く) | 5,000円+手数料 (以降も続く) |
◆条件 ・5月30日:3万円の買い物 ・6月1日:店舗が売上計上 ・分割払いは5回払い ・リボ払いの支払いコースは5,000円 |
ちなみに分割払いは、3・5・6・10 ・12 ・15 ・18 ・20 ・24・30・36回の11種類。リボ払いの支払いコースは、3,000円から1,000円単位で割賦枠の限度額まで設定が可能です。
引き落としができなかったら・・・
27日に残高不足で万が一、引き落としができなかった場合は、下記3点の対処法があります。
- 再引き落とし
- 振込入金
- 払い込み用紙にて支払い
再引き落とし
下記金融機関を引き落とし口座に設定している場合は、自動的に5回連続で引き落とし(ゆうちょ銀行は2回のみ)が行われます。
よって、仮に27日が月曜日として引き落としができなくても、「28日(火)~31(金)」に引き落としが行われるので、最終引き落とし日の前日までに入金をしておきましょう。
再振替サービス対象金融機関 | ||
---|---|---|
楽天銀行 | みずほ銀行 | 三井住友銀行 |
三菱UFJ銀行 | りそな銀行 | 埼玉りそな銀行 |
北海道銀行 | 北陸銀行 | 横浜銀行 |
千葉銀行 | 広島銀行 | 福岡銀行 |
熊本銀行 | 親和銀行 | 常陽銀行 |
肥後銀行 | 八十二銀行 | ゆうちょ銀行 |
※具体的な引き落としの日程はコチラ。 |
振込入金
請求金額を振込にて入金する方法です。その際は、事前に必ず楽天カードコンタクトセンターで振込先を確認のうえ、手続きを行いましょう。
尚、振込入金には注意事項があります。上述したように、楽天カードは金融機関によって再引き落としが行われます。そして再引き落としは、振込入金をしたからといって止める事ができません。
つまり、再引き落としが行われる間、口座を残高不足(引き落とし金額より低い金額)にしなければ二重払いになってしまいます。
万が一、二重払いになった場合は「二重払いになってしまったら・・・」をご参照ください。
払い込み用紙にて支払い
引き落としの確認ができなければ、しばらくすると払い込み用紙が送られてきます。
ただし、この方法はお薦めできません。理由は、払い込み用紙が届くまでに時間がかかる分、遅延の期間が延びることになるからです。楽天カードは入会時だけでなく入会後も不定期に審査を行っており、審査の結果によっては減枠や利用停止になる可能性を、利用規約(カード会員規約第1章第18・19条)に明記しています。
遅延は、ご自身の信用情報に影響を及ぼす可能性があります。引き落としができなかった場合は、一刻も早い支払いを行うようにしましょう。
■参考記事

利用限度額(利用可能枠)の仕組み
クレジットカードには、人それぞれ利用限度額が決められており、その限度額内でお買い物をする事ができます。
その利用限度額は1ヵ月等、期間で設定されているものではなく、通算期間で買い物ができる合計の金額です。支払いを済ませた分が利用可能額に反映され再度、利用できるようになる仕組みです。
利用可能額は
で計算されます。よって請求金額を支払えば、
となります。ちなみにリボ払いやキャッシングの支払いに関しては、請求金額に手数料が含まれているので、
となります。
利用可能額が支払い後も回復しない
カード会社によって支払い後、利用可能額へ反映される時期は異なります。
これはカード会社が「みなし決済」を行うかどうかで変わってきます。楽天カードは「みなし決済」を行わない為、金融機関から引き落としされたデータが届き次第、利用可能額に反映される事になります。
又、金融機関によってデータ到着のタイミングが異なりますので、ご自身が引き落とし口座に設定されている金融機関の反映時期は把握しておきましょう。
- 楽天銀行:27日中に反映
- 楽天銀行以外:2~4営業日後に反映
楽天銀行はグループ会社だけあって反映のタイミングが即日と大変早いです。しかしながら他の金融機関の場合だと28日(土)、29日(日)のような月であれば、早くても反映時期は31日(火)。
これが、ゴールデンウィーク、お盆、正月等の大型連休であればタイミングによって更に、遅れてくる可能性があります。
ちなみに楽天銀行以外の金融機関を利用中の場合、最も遅い反映日は目安ですが下記のようになります。
引き落とし日 | 利用可能額反映日 |
---|---|
2019年2月27日 | 2019年3月5日 |
2019年3月27日 | 2019年4月2日 |
※金融機関の年末年始休みを12/29~1/3として計算しています。 |
■参考記事

早めに利用可能額を増やす(枠戻り)方法
楽天銀行口座開設
利用可能額を早く反映させる方法としては、楽天銀行口座を開設する事です。楽天銀行であれば、引き落とし日に支払った金額が、利用可能額に反映される為「利用可能額が残り少ない・・・」という方は口座開設を検討してみるといいでしょう。
その他にも楽天銀行を開設するメリットはありますので、詳細は下記参考記事を確認してください。
■参考記事

振込による事前入金
楽天カードの指定口座へ14時までに振込すると、早ければ翌営業日に利用可能額へ反映されます。
尚、振込を実施する場合には、入金日によって注意点が異なりますので参考にして頂ければと思います。
楽天カード請求スケジュール | |
---|---|
締め日 | 末日 |
請求仮確定日 | 12日 |
請求本確定日 (金融機関により異なる) | 15日(20日) |
支払日 | 27日 |
支払日~仮確定日前日
27日~仮確定日前日は次回の請求金額が決まっていない為、この期間は1回払いであれば明細ごと。リボ払いであれば金額を指定して振込入金を行いましょう。
尚、どのような支払いをするかは、コンタクトセンターへ相談しましょう。
仮確定日~本確定日前日
請求金額が仮確定した後は、27日の請求金額を先入金することができますので、早めの枠戻りを希望の場合には、楽天カードコンタクトセンターへ電話連絡の上、手続きを行いましょう。
ちなみに15日又は、20日は後リボや後分割を楽天e-NAVIで行える期限になります。
本確定日~支払日
15日・20日は請求金額の本確定日です。よって、この日を過ぎて振込入金を行う場合は注意が必要です。
理由は、口座からの引き落としを止められないから。
カード会社は、請求金額確定後「○○円を引き落として下さい」というデータを金融機関へ送ります。よって、その日以降に振込入金を行った場合、27日の引き落としを止める事が出来ません。結果、二重払いになってしまう可能性もあるので、口座を残高不足(引き落とし金額より低い金額)にする必要があります。
ちなみに楽天カードコンタクトセンターに確認したところ、

16日又は、21日以降も後リボ・後分割への変更は可能。但し、その際は電話連絡が必要になり、注意事項も増えるので、支払い方法の変更はできる限り早めに済ませてください。
との事でした。
二重払いになってしまったら・・・
振込入金するも27日の引き落としが止められず万が一、二重払いになってしまった場合には翌月分の請求金額へ充当または、口座への返金処理が実施されます。
基本的には翌月分へ充当されますが、口座への返金を希望の場合には電話連絡を行いましょう。但し、この場合も金融機関からの引き落としデータ到着が条件となります。楽天銀行以外を引き落とし口座に設定されている場合は、2~4営業日経過後でなければ手続き出来ませんので注意が必要です。
詳細は下記、参考記事をご確認ください。
■参考記事

まとめ
以上、楽天カードの締め日や支払い日ついてまとめてみました。
引き落とし後、利用可能額へ反映するまで時間がかかるのはデメリットと言えます。特に、大型連休が重なると反映は通常よりもかなり遅くなりますので、利用限度額近くまで利用されている方は、ご自身の利用可能額を確認し計画的な利用を心掛けるか、限度額の引き上げ(増枠)を視野に入れてみましょう。
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